散歩について

ライブとかで会うと芸人から、あの散歩なになの?と結構聞かれる。

僕は最近Twitterで当日に告知して参加者を募り夜に散歩をしているのだけれど、散歩は散歩以外の何物でもなく、ただ酒を飲みながら知らない人と街を朝まで徘徊するだけだ。そう説明すると、あ、俺も行きたい!等と行ってくれる人も結構いるのだけれど、ドラクエウォークやってるし俺も参加する!みたいな人はお断りで、それは散歩ではなくドラクエウォークである。
僕は純然たる散歩をしているのである。散歩することに付加価値など求めていないのである。歩くという行為で経験値があがりかしこさやちからやすばやさなどを上げるのが目的ではないし、何かしらのアイテムを手に入れるのを目的としていないし、強いモンスターとの会敵を目的としていない。
ただ散歩しながら来た人との会話を楽しみ、風景を楽しみ、珍しい人や集団との出会いを楽しみ、疲労感を楽しみ、そのあとの快適な湯船・深い睡眠を楽しむのを目的としているのである。

こういう事を言うと、来る人はどんな人なのだ?と質問をされ、女性も来たりするというと、それは散歩ではない!あわよくばどエロい事をしたいのだろう!等と訳のわからぬ中傷を受けるのだけれど、もし俺がエロイ事をしようという目的があるなら正々堂々と『YJに抱かれてもいい人募集』を行うし、数年前太田プロのライブで「これからはお客さんに手を出していく!なので構わない人はガンガン話しかけてくれ!」と高らかに宣言したのに誰ひとり応募がなかったくらいに人の気が僕にはないのだ。そう説明しても芸人なンどというものは邪心の塊みたいな輩が多いので中々受け入れられず、もう嫌々よとなり、親指を相手の目に突っ込み涙袋の下のあたりに滑りこませキュポンと眼球を飛び出させたりするのだけれど、そんな邪な意思は全くない。

今のところ二回開催したけれど、いずれの女性もカラッとして心地よい散歩の疲労感にスッキリした顔して帰っていった。

まあ、確かにもしどエロい女が来たら僕だって吝かではない。歓迎だ。どエロい女は好きだ。しかし、僕の夜の散歩に来るような人はそんな下品ではない。純粋に散歩を楽しみに来てくれているのだ。もしくは、冬になり気温の下降と共に夜の質量に気付いてしまい、眠るに眠れず身体の中に夜が入って来ちゃって参ってる人だ。そんな人は最早友達だ。


なので、僕の夜の散歩には男も女も参加して欲しい。けど友達同士で参加するのはやや避けて欲しいかな。みんなでひとつの会話を楽しみたいので大人数も避けたい。最大で五人くらいが限界か。みんなで楽しく散歩したいのだ。
寒くなってきたけれど、まだまだ全然暖かいので、これからも散歩はしていきます。是非とも参加して欲しいものです。


関係ないけれど、第三回をやる前に恵比寿から家の近くまで三度歩いてしまった。昨日は四人で散歩したけれど、四人だとそれぞれ街の気になる箇所も違うし、会話の種も増えるので、過去に通った道が体感距離が2倍に感じた。これは発見である。

あとずっと右手首が痛くて、もう2ヶ月くらい痛いんだけど、今日ライブでロビンソンズの山崎さんがいて、なんか祭りとかよく参加してるしアメフトとかやってたし、なんか人体に詳しそうだなと思って、これ痛いんだけど何でしょうね?と相談するもたいした答えがかえって来ず期待外れ。しかし、悪化した一因で、散歩し過ぎじゃない?と言われ、キャ。ボケてきた!と思い、おざなりに関係ないだろとツッコミを入れると、や、ワイン瓶持ってんでしょ?と言われ、目から鱗。確かにずっと右手で持っていた。頼りになる。さすが俺と顔が似てるだけある。人体に詳しくはないけれど頼りになるなと思った。


これからはワイン瓶を左手で持って散歩しようと思う。アデュー