月笑について思うこと

僕はもう長いこと太田プロライブ『月笑』に出ているけれど、月笑は今が一番面白いと思う。
お笑いもスポーツのように時代と共に成長していくものだから、一番新しいものが一番良いというのは当たり前といえば当たり前だけれど、確実に月笑は今が一番面白いと思う。

 

しかし現状、月笑に出ているメンバーは大きな賞レースで決勝の舞台に上がることが出来ていない。2019年は漫才勢もコント勢も準々決勝止まりで、準決勝すらいけていない。
過去、太田の緒先輩方は賞レースで決勝の舞台に上がっている人達は沢山いる。


ですが!しかし!それでもなお!月笑は今が一番面白いと思う。
その理由は宮下草薙を筆頭にお笑い第7世代と呼ばれる層、つまり太田プロの中でのその層の同期が一様に優秀で努力家で外にも出ていて人気もあるからである。
さすらいラビー、ストレッチーズ、納言、青色一号、ジョウダンアオナナテンパイ等々、身近にライバル的な同期がいるって凄く良いことで羨ましい。さらにこの前後の若手も充分に面白く勢いがある。切磋琢磨しているのである。あの、育成はしないで他所からとってくるで有名な太田プロが若手の育成に成功しているのである。これは大変素晴らしいことですよ。凄い!単純に本人らが頑張っているだけだけど。


太田プロライブ月笑は投票制のバトルライブなんですが、このバトルライブというのは時代遅れ、という風潮から脱却してまたバトルライブもいいねとなりつつあると僕は感じるのですが、太田プロのバトルのシステムは古い。これのせいで賞レースで結果が出ないんじゃないかと思う。
しかし、若手達のネタを見ていると、自身が太田プロという贔屓目なしに賞レースで結果がついてまわるのも時間の問題のような気がする。

 

ハハハ、偉そうにずっと言っているけど、僕のコンビやさしい雨なんていうのは、太田プロライブの年間ランキングでもう長いことずーっと10位前後を漂っている弱コンビである。しかし、そんなトップ争いとは無関係な僕だからこそ見える景色、気付くこともある。単なるお笑いファンとしてライブを俯瞰で見ていられるからだ。


そんな長いこと一番近いところで見続けている古参の太田プロ箱推しのお笑いファンである僕が言うんだから、間違いない。


太田プロライブは今が一番面白い。

 

来年はもっと沢山の人が見に来てくれて、大いに笑っていただいて、太田プロを箱推ししてくれたらと願いつつ、おじさんはただ消えるのみである。アデュー