ただの日記。2月22日。

ただの日記といって始めたブログなのに、このブログでは日記らしいことをあまり書いてないなあと思い、今日はそんなに出来事もないので忠実に今日起こった事を書こうカナーと思ったりしたよねー。

 

というのも今、これを書いているのが朝の8時である。まさに貴方が今読んだ部分が8時であり、今は3分くらい。これより下しばらくは8時台に作成した文章になるだろう。
僕は今朝7時ちょいと過ぎに目を覚ました。4時くらいまで海外ドラマを見てたのであんま寝ていないけどガッツリ目が覚めたので起床。
実家に帰ってきているのである。実は実家、安眠出来ない。寝心地が悪い。布団の感じとか。なのでサクッと起きて珈琲を飲む。実家では朝必ず珈琲を淹れてくれるので嬉しいわあ。パンなどをもそもそと、やたら美味だからこれを塗れと母に言われたトマトのソースみたいなものを焼いたパンに塗り塗りもそもそと美味だねとか言いながら食べ、食べ終え、ソファに寝転がりこれを書いている。
昨日、明日は雨降るって言っていたような気がするけど、晴れていて、窓からはいる陽が顔に当たる。じりじりする。陽が。

 

 

 

 


文章を中座。現在11時。
僕はまだソファに寝転がっている。股ぐらには猫が蟠っている。猫が蟠るという表現はおかしいけれど、蟠ってるっちゃ蟠っている。
僕の股ぐらに沿って丸まって寝ているし、何度かそこで寝入るように仕向けたので、最初は嫌嫌というか渋々というか不平不満は猫の中に蟠っているだろうから、こんな言い方でも正しい 。
こちらの希望通り寝入った。鼾がうるさい。夢でも見ているのか手とか脚とか顔面、主にヒゲが生えている部分が時おりびくびくッとしたり、びくくとしたり、びくッびくびくッとしたり、びびっくびくびくびくくくくとしたりするので可愛いし、愛い。
しかし僕は全て目視したわけではなく股ぐらでその蠕動を感じている。なぜなら僕は文章を中座してから今までずっと海外ドラマをスマホで見ているからだ。
何度めかのびくびくの後、まるで全然寝てませんからね、居心地悪かったわあとでも言いたげな顔で猫がどっか行った。少しあっちからぴちゃぴちゃと水を舐める音を聞いて空腹を覚えた。

 

 

 

 

 


現在15時。空腹から蕎麦などを茹で食す。午後、予定までまだ時間があるので引き続きソファに寝転がる。最近ハマっているアビスリウムというスマホゲームで少し遊ぶ。その後、また海外ドラマを視聴しようとしたけどやめて、映画の貞子VS伽椰子を視聴。
再び僕の股ぐらで蟠っていた猫が佳きタイミングでびくびくッとするのである意味4D。得した気分。

 

 

 

 

 

 

現在16時45分。東急東横線の空き気味な車内にてこの文章を書いている。
7人掛けの座椅子が2人、3人、2人と手すりで仕切られていて、パッと見、空いている列に座ろうとしたら両端にひとりづつ先客。そして3人座れる部分の真ん中に草臥れ気味のサラリーマンが座っていた。なんでだよ。ま、別にいいんだけど、お前が3人座れる部分の左右どちらかに寄れば、俺が座っても、ひとせきづつ空いてパーソナルスペースを確保しつつ快適に座れるのに、ンもう。
人○I俺○人I○人
↑みたいな感じで。
仕方なく2人座れる部分にややキツキツで座る。すると次の駅で逆側の2人座れる部分の端に座っていた方が降車した。すかさず草臥れ男が降車した人のトコロに移動し
人俺I○○○I○男
みたいな事に。なんでだよ再び。手すりを越えて移動する気概があるなら何故最初寄ってなかったのか。座り心地がややキツキツのまま電車は目的地へ進む。
関係ないけど隣の人の鼻息が荒い。マスクをしているのをいいことに「猛る」と表現してもいいくらい鼻息が荒い。僕は幼少の頃、姉ふたりに、純は鼻息が荒い。キモい。鼻息荒いのキモモモイ、鼻純、鼻嵐、などとよく虐待されていたので、鼻息の音量には細心の注意をはらっているので、鼻息を恣に荒々しくする人を見ると狡い。と思ってしまう。何か狡い奴らと一緒に目的地へ進む。

 

 

 

 

 

 

 

現在20時少し前。サ店にて。
夕方に赤坂見附にて有吉ベースのナレーションを録る。
ありがたいことに今まで何度かやらせてもらっているのだけれど、一度も上手く出来たことがない。ナレーションをやってみると自分がいかに普段ちゃんとした言葉で、発音で、喋っていないかが分かる。あと、たまに原稿に書いてある文言が尺的に足りず、一言ご自由に足して下さいナと指示があるのですが、全然いいコメント出来ず、スタッフさんのため息が聞こえるような感じのまま終わるというか、毎回あああンもうこのこのこのこの馬鹿だねえお前はああンと少し、くさくさする。思い返してああ言えば良かったなあと思うけど、同じコメントは二度と出来ない訳でまた少しくさくさ。

このまま自宅に帰っても良いのだけれど、18時を少し過ぎたくらいで新宿についたので久しぶりに映画館で映画でも見ようと思って、あ、そうだシティーハンター見たかったんだ!と思いTOHOシネマズへ。
時間調べてなかったけど18時40分から上映の回があるも満席。マジか。次回が20時55分でしたがそれも残席僅かだったので購入。
(他の映画館に行けば丁度良い時間のもあったかもしれないけれど、思い返せば結果的にTOHOシネマズで良かった。これは映画を見れば冒頭ですぐわかる。)
さて、二時間以上空きが出来た訳ですが、本屋などぶらりで小説を二冊購入。歩きまわって少し腹減ったなあと思い飯屋を探すも、なんせ今日はプレミアムフライデーがはじまって2年ということで、新宿は賑々していた。
会社が終わり週末に向け呑むぞオの人、飲み会の待ち合わせなのか今日あわよくば助平したいぞオという思惑が透けてみえる大学生達、単純にカップル、外国人達はただでさえ日本国民よりもテンションが高いのに旅行中であるからさらにドンッだし、女子同士わいわい、男子同士キャイキャイして、路上での呼び込みもかきいれ時さねご機嫌伺い調子良い声だすわだすわで新宿はおおいに賑々していた。
さて新宿で飯。パパパといくつか頭に浮かぶ馴染みの店。でもなにか気が乗らないので、ウロウロしつつもいい感じの店はないか物色。うん、段々ちゃんと腹も減ってきた。しかしどれもいまひとつ精彩を欠く。そんな事をしていたら19時も半をまわった。飯を急いで食いたくないなあ、やっぱ喫茶にしようか。そういえば以前、新宿で珈琲ゼリーが美味と評判の店を雑誌で紹介してて、いくつか携帯にメモったな。でもそのメモも見つからずくさくさ。というか今別に珈琲ゼリー食いたくないしなあ。


と考えて、何故だろうか?と。何で自分は腹が減っているのに店に入らないのか?と、自分の心に尋ねてみた。
すると、例えば、混んでいるとか、ひとりで入る店じゃないとか、チェーン店であるとか、油っこいとか、魚は一昨日贅したじゃないかとか、カレー食ったらブログ書かなきゃいけないぞとかの何かごちゃごちゃとした尤もらしい解答が返ってきたけど要領を得ない。なので、もう一度自分の心に嘘偽りなく真摯に向き合い尋ねると、一言、さみしいから、という答えが見つかった。
なるほど…。そうだったんだね!君は、こんなに街が賑々していてるのに我はひとり、飯を食うのか?こんなくさくさした気を持って。今日は仕事と言えるような事を何も出来ていないのに、ということだね?わかる、わかるよ。よく打ち明けてくれたね。単純に寂しい、侘しい、羨ましい、妬ましいんだね周囲の賑々勢が。

こんなことを言うと、滅茶苦茶くさくさしてるというか、そんな感じがするけど、別にそこまでくさくさしてる訳じゃなくて、ちょっと心が逆剥けているだけというか、結果、チェーン展開しているカフェーに入って冷たい珈琲を飲み飲みこんな駄文を書いている訳で大した逆剥けじゃない。サカムケアも必要ない。
なんなら、俺の前のテーブルに座っている若サラリーマン3人組の方が余程くさくさしている。ひとりが昔、といってもそんな前ではなく、学生時代にこのカフェーで働いていたらしく顔見知りの女性店員と親しげに話す為少しの間席を離れたが、その間、席に残された、実家暮らしで妹がひとりいるけど仲はそんな良くなく妹は兄と違って派手好きで週末に限らず家にあまりいないのでプレミアムフライデーの夕方に兄が家にいようもんなら薄ら笑いを浮かべながら聞こえるか聞こえないかぐらいの声量で極軽めの罵倒、故に心胆をエグるぜ!みたいな雰囲気のパッとしない男と、風俗ガチ恋勢の上背はないけど横幅はある爪に黒ずみ詰まってそうだし冬は2日に一回しか風呂に入らないようにしているという謎のルーティーンを誇らしげに語りそうな男の二人は、爽やかハニカミあばた君が席を立ち人懐こい感じのする女性店員と話している間、恨めしそうに眺め、ちぇとかちょとか舌を鳴らすなどしていた。
さもしいことです。これは悪い友人ですよ爽やかハニカミあばた君。こんな付き合いは職場の同期とはいえ止しなさいな、と思っていたが、彼奴もまんざらではないというか、席に戻ってくると、なんか二人をワンランク下の人間みたいな扱いというか、優しげなんだけど、それは真の優しさではなく、自分はこいつらよりランクが上だという勘違いがあってこそ出来る優しげな態度というか、それそのもので鳥肌がたった。彼奴のあばたにポテトサラダを練り込んで逃げたかった。時計を見ると20時40分。ヤバい映画間に合わなくなる。こんなくさくさした気持ちから救って獠ちゃんXYZ!!

 

 

 

 

 

 

 

現在23時50分。帰宅。最高最高シティーハンター最高でした。評判通り最高でした。見たかったシティーハンターをしっかりやってくれました。現代の新宿で。〆の台詞も完璧でした。笑った。


こうして普通に日記を書くと何も出来事がないのに長え!とりあえず今は眠い。検閲も精査もしてない駄文をとりあえず投擲。

紛れもない2019年2月22日の日記。

何も起こらない一日。