やっぱり麺はバリカタで…。

今日、新宿で信号待ちをしていたら何の前触れもなく陰茎がバリカタになった。

 

ちょちょちょちょイヤイヤイヤイヤなになのなになのなになのいきなり何言っちゃってんの?このブログは来年小学校に上がる甥・姪にも安心して音読させられるブログだったのに残念です。さよなら。と憤懣やる方ない御母堂御尊父の方々もいるでしょう。
しかし、事実なので仕方がない。僕は今日、新宿で陰茎をバリカタにして信号待ちをしていたのです。もうハリガネ、なんなら粉落としみたいなもんよ。なんのこっちゃハハハ。タイトルで博多ラーメンの話だと思った人ワリィ!


というのは、なにも性的興奮を覚えてバリカタにしていたのではない僕は紳士だ。
まあでも、例えば、信号待ちをしている僕の隣に肉感的な美女が並んだとしよう。ハアハア言ってるなあと思いチラリと見やると濡れた瞳でジトーとこちらを睨め付けてくる。何でしょうかと尋ねると、ブゥゥゥンという蜂の羽音のような唸りをあげる小型のマッシーンを下腹部に装着しているんですのよウフフ。などと宣い、続いて、アタシのコートのポケットに手を入れてみてくりゃさんせと言われ知的好奇心からコレを受諾。すると、なんとコートのポケットの内側は破れていてスカートの部分も破れていて、互いにその破けた部分を裁縫で縫合、コートに手を入れると対外的には何の問題もない感じで直接ショーツに手が届くという細工がしてあり僕がウハッと驚愕していると女はうなうなうなうなーッと咆哮、白目を剥きながら全身を蠕動させ床屋の前にある赤と白と青の回転するやつみたいな感じで僕に絡まりついてきたりなんかしたら、流石に僕の陰茎もバリカタになるだろう。
いや、ならねえか。怖えわ普通に。
とにかく、性的興奮を覚えた訳ではない。僕と共に信号待ちをしていたのはオッサンばかりである。


では、生理的現象か?
女性にはわからないだろうが、男は朝目覚めるとマイサンが屹立していたりする。これはもう生理的な現象なので仕方ないが、寝起き直後に新宿の路上にいた訳ではない。明日は我が身とはいえまだ路上でのLIFE送ってない。
では、学生時代に話は飛ぶが、ダルい授業で疲れた。実に眠気を誘う授業だった。しかし今チャイムが鳴り漸く終わりだ!やったぞ!日直が起立、気をつけ、礼で終わりだ。
やややッ!マズイッ!なんか知らんがマイサンがMAXになってる!このまま起立したらこのズボンの凸を周囲に訝しがられ追及されて狼狽、あげく数学の授業でマイサンをMAXにしてる変態数字性愛好者だと思われてしまうッ!どうしようッ!ヨシッ!起立した時に机にマイサンを押し付けて下の方にポジションを移動させると共に痛みで萎えさせよう!!という、男なら誰もが経験のあるアレ、でもない。
初耳の女子よ、起立、気をつけ、礼の時に下腹部が必要以上に机に近接してる男子はそういうことだ。勉強になったね。

ま、別に僕は疲れていたわけでもないので、生理的現象でもないのである。


ではなぜ新宿で信号待ちしていて、突如としてバリカタになってしまったのか。

上記の様な事を考え、再び自問したところビカビカッと閃光走る。

生物の雄は、生命の危機に瀕した時に種を残そうとしてバリカタになると聞いた事がある。

 

もしかしたら僕は生命の危機を感じて、い、る?

 

新宿の大通りだ。車の交通量は凄い。思い返してみると、さっき目の前を通りすぎたトラックの運転手は居眠りしている様に見えた。下手したらコッチに突っ込んで来そうだった。ま、僕は視力が弱いので正確にはそんなの全然見えないけど、それを第六感で敏感にキャッチ。生命の危機を感じてバリカタになったのでは?ふむ、それはありそうだ。注意してみれば通りすぎるドライバー達は全員、寝惚け眼もしくは酩酊して徐行や蛇行を繰り出している様な気がして危機感が募り、マイサンも緊張感を漲らせた。

いや、考えすぎか。

 

もしくは、僕をぐるりと囲むオジサン達。これ無関係に思えたけど実は一丸となったチームプレー、巧みなフォーメーションで今のポジションに僕を誘導したのであって、このまま拉致、某国へ送致されてしまいそうな距離感だ。生命の危機である。
そんな重大な犯罪集団に気付いてしまったのでさらに生命の危機を感じてしまい、ますますマイサンは頑な態度。

 

もう駄目だ。今すぐ種を保存しなければ。

 

ふと、横をみると肉感的な美女が佇んでいてニッコリこちらに微笑んできた。え?肉感的な美女は僕の想像だったはずなのに、と戸惑っていると、キキーッと黒いワゴン車が彼女の後ろに止まった。彼女の手には頭陀袋、それを被せられた僕は周囲のオジサン達に担がれて車に乗せられたが、運転手がハードな飲酒をしており蛇行運転を繰返し都庁に激突。そこに、僕の事件とは別件のたまたま居合わせたテロリストを巻き込み彼奴の鞄が爆発、座椅子に固定されていた僕はそのまま上空に100mほど吹っ飛ばされて、あとは落下して死ぬだけだと観念していたらでっかい鳥が飛んできて僕をむんずと掴み南東の方へ飛び去っていった先で、僕は空から落下する際に空気抵抗でバラバラになり飴玉となって現地のこども達を喜ばせた。

 

であるからして、これを予感して陰茎がバリカタになったのだろう。