CHARA DE 阿佐ヶ谷

CHARA DE 阿佐ヶ谷』というライブハウスが本日終わる。

クレオパトラの長谷川さん、ニュークレープのリーダー、たなしゅう、大桶さんの四人が運営するこのライブハウスには大変お世話になった。
このブログを読むような人はこの人たちのことは知っているだろうけど、知らない人のために一応説明します。


クレオパトラの長谷川さんという方は、小学生の頃は地元で「天才少年」として広く知られていて、なんと高校2年生の時に大阪でプロデビュー。その後ドイツに渡り、なんとあの名門バイエルン・ミュンヘンでプレー。日本代表にも選ばれたりして、所属チームも何度かかわり再び日本でプレーすることもあったけど現在はドイツでプレーしている。ああ、間違えてサッカーの宇佐美貴史の説明しちゃった。顔が似てるんでよく間違えてしまうんですけど、そんな方です。説明になってないか。現在はお笑いの他、エンニュイという劇団も立ち上げて色々な活動をしている変わり者です。

ニュークレープのリーダーは、学生の頃、広島選抜に選ばれるくらいのサッカー少年で、この流れでまたサッカーの話してると嘘っぽいけど、マジで、親にお笑いをやると言ったら、家でそんな喋るタイプではなかったらしく、不安に思った父親になんか面白いことしてみろと言われて何も出来ず号泣した。という面白い人です。彼も、もういい歳なのですが未だにちょっとモテようとして言い間違いボケなんかしたりする可愛いところがあります。

たなしゅうというのは、泥粘土で構成された体組織を持った男で、土くれの王様と呼ばれています。巨漢なので、僕くらいだったら中指と親指でひょい摘まんで持ち上げられるけど、その巨躯とは裏腹に内臓が小さくてすぐに体調が悪くなる。なのでひょいと持ち上げられて喰われそうになったらリバーブローを打ち込もう。悶絶してる間に逃げましょう。


大桶さんは、元パップコーンという四人組のメンバーだった方です。キャッチフレーズはパップコーン最弱の男。四天王で言うところの白虎のポジションですね。現在は芸人を引退し、放送作家として生計をたてています。歳は大分上なのですが、話してみると芸歴は一緒でそこからは元々見下していたのでタメ口で話せるようになって大分楽になりました。ここに書くには憚れる不謹慎なイジリも沢山させていただいて、とっても楽しい方です。


そんな四人で経営している『CHARA DE 阿佐ヶ谷』というライブハウスが本日終わる。ラストライブを催していて僕も少し顔を出した。沢山の芸人と、普段お笑いのライブでは見ないようなお客さんでいっぱいで不思議な空間でした。その感じが『CHARA DE 阿佐ヶ谷』というライブハウスをしっかりと象徴していました。


移転して、今後も続けていくのでチャラデはなくなりませんが、チャラデ阿佐ヶ谷はなくなる訳でやはり寂しいものですね。

このライブハウスでは色んなライブに出ました。
最近だと、缶けりライブやバレンタイン王、古くは阿佐ヶ谷の商店街を使った謎解きやアニメストリートを使った謎解き。即興の芝居のやつも出たな。それに雨乞い王、真のデビ王などの各種訳のわからない王座決定戦ライブ。これらは当日リハで軽く説明されるだけで何をするかよくわからないままライブが始まり、ライブ中もよくわからないままやっていた。
とにかく色んな変なライブに出たけど、これだけは言える。ここでは、まともにネタやったことの方が遥かに少ない。どうなってんだこのライブハウスは。

移転しても、ずっと訳のわからない事をやり続けるんでしょうね。


僕はチャラデが出来るまで阿佐ヶ谷は片手で数えられる程度しか行ったことがなかったから、これからはほぼ行かないと思う。そう思うと美味い飯屋も沢山あるから寂しいな。じゃあ行けよって話ですが、やっぱり僕の一番の阿佐ヶ谷での用事はチャラデにしかないですね。なので行く回数がガクッと減ると思う。なので、さよならです。


そんな感じで『CHARA DE 阿佐ヶ谷』バイバーイ!またねー!